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合同常任委員会先進地視察

印刷ページ表示 更新日:2016年8月31日更新

東北3県の先進地視察研修の実施報告

秋田県美郷町「地域おこしの取組」

と き 7月19日(火曜日)
ところ 秋田県美郷町役場
 美郷町は秋田県の中東側に位置し、面積は津南町とほぼ同じですが、人口は9千人ほど多く農業でも「あきた小町」の稲作が70%を占めています。また街並みのいたる所に清水が湧きでていて名水の散策ができました。
美郷町では活力ある地域づくり事業として大きく分類すると3分野に対しそれぞれ町単で助成制度があり地域や産業の活性化を応援しています。
❶地域づくり事業補助金
地域自治会に対し伝統行事や健康つくり活動、イベント等に補助金を交付。
❷農業振興応援事業
ブランド品目応援、輸出拡大支援、特産物販売・拡大支援事業等があり特に新規作物の取組みが増えています。
❸商工関係支援事業
起業者総合支援、経営・雇用支援促進、パッケージデザイン支援、首都圏セールス支援など数多くあり、きめ細やかな補助制度を行っています。地場特産物の販売額が増えています。

視察を終えて
 美郷町はラベンダーの町としても有名ですが、今年は暖冬で私達が訪れた時はもう終わっていました。残念!!特にこの地方だけの白いラベンダーが咲き、町の花として「みさと白雪」と名づけています。この花からは酵母がとれ、お酒や味噌などに使っているそうです。地域おこしの取組みは1つ1つの取組みについて補助金は少ないのですが、町民のやる気を起こす起爆剤として有効です。津南町も見習う点は多々ありました。(担当 風巻光明)
美郷町役場前にて

秋田県仙北市「地域支援事業の取組」

と き 7月20日(水曜日)
ところ 秋田県仙北市角館樺細工伝承館
 田沢湖やかたくり群生地、桜まつりなどで年間500万人の観光客があり、第3次産業が発展している当市において、
(1)地域運営体の企画で先導モデルとされる事業に財政支援を実施
(2)インバウンド誘致に積極的に活動
等々、地域活動支援の詳細を研修しました。

視察を終えて
 観光・体験・交流活動を推進していることや、地域の取組み・活動の提案に耳を傾け、積極的な財政支援施政は当町も一考すべきと感じました。(担当 村山道明)
仙北市青柳議会議長様から視察受入れ挨拶風景

岩手県葛巻町「クリーンエネルギーの取組」

と き 7月20日(水曜日)
ところ 岩手県葛巻町役場他
 葛巻町では、平成11年に「新エネルギーの町・くずまき」を宣言し、各事業を推進してきました。主な内容は次のとおりです。
平成11年度 風力発電所3基設置稼働。
平成12年度 中学校に太陽光発電システム導入。
平成15年度 葛巻高原牧場に畜ふんバイオマスシステム導入。
平成17年度 葛巻高原牧場に木質バイオマ スガス化発電設備導入。
平成21年度 介護施設にペレットボイラー導入。
□町内25カ所のコミュニティーセンターに太陽光発電システムを導入。
等々さまざまなクリーンエネルギー発電に取り組んでいます。町管理施設での電力自給率は160%でした。

視察を終えて
 行政・議会・町民が気持ちを一つにして取り組んでいました。山と森に囲まれた葛巻町。「可能性」を知恵と熱意とで実現してきました。見習うべきところが多くあった行政視察でした。(担当 半戸義昭)
葛巻町のペレット活用

宮城県仙台市荒浜地区「津波被害からの復興」

と き 7月21日(木曜日)
ところ 宮城県仙台市荒浜地区沿岸他
 東日本大震災から5年が過ぎ、津波で大きな被害を受けた若林区荒浜地区を訪れ、防災・減災に対する公共事業の進捗や市民の生活がどの程度戻っているか現地視察を行いました。
 最初に目に入ったのは、延々と続く防潮堤でした。高さは驚くほどではありませんが、市内から見る風景は相当変わったかと感じさせられます。
 海岸から市内に向けてバスを走らせると、整備されない農地、津波に破壊された住宅の跡地、多くの犠牲者が出た学校など震災前に戻るにはまだまだ時間がかかりそうです。
 市街地に入ると復興は進んでおり、震災があったことも忘れてしまうほど、中心部はきれいな街になっていました。

視察を終えて
 東北一の都市である仙台でもまだこの状況であることを考えれば、東北全体の復興は程遠いのではないか思ってしまいます。早く震災前の生活に戻れることを祈るばかりです。(担当 恩田稔)
延々と続く防潮堤

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