秋山郷を初めて世に紹介した文人 鈴木牧之鈴木牧之は1770年(明和7年)、越後国魚沼郡塩沢(現・南魚沼市)に生まれました。鈴木牧之は、俳諧をたしなむ父に学問を学び、長じては絵師につき、禅僧に漢詩を学びました。17歳の時、縮の商いで江戸に出た時には、書塾に入門し、後に一流の文人たちと交わる基礎はこうして築かれていきました。
昔は、江戸や上方には雪に苦しむ豪雪地のことなど全く知られていませんでした。その雪国の実態や越後の素晴らしき風習を世に知らしめたのが鈴木牧之です。鈴木牧之の代表的な著書である「北越雪譜」と「秋山記行」は、秋山郷を初めて世に紹介したものとされており、民俗学の貴重な資料として評価が高いものとなっています。
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