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小児用肺炎球菌

印刷ページ表示 更新日:2020年10月1日更新

対象者
標準的な接種年齢・接種間隔・接種回数
注意事項

小児用肺炎球菌


 肺炎球菌は、細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を引き起こします。肺炎球菌がのどなどから体に入って発症します。日本では年間約150人の子どもたちが肺炎球菌による細菌性髄膜炎(肺炎球菌性髄膜炎)を発症しています。

 早期の症状は発熱と不機嫌くらいで、血液検査をしてもかぜと区別ができないことも多く、早期診断が難しい病気です。その後、ぐったりする、けいれん、意識がないなどの症状が出てきます。診断がついても、抗菌薬が効かない耐性菌が多く、治療は困難です。

 肺炎をおこした場合は、ウイルス性肺炎と異なってたいへん重症になります。中耳炎の場合は、耐性菌が多いので重症で治りにくくなります。また髄膜炎による後遺症として、発達・知能・運動障害などのほか、難聴(聴力障害)がおこることがあります。
 肺炎球菌による細菌性髄膜炎は、死亡が7~10%、後遺症率は30~40%とヒブによる髄膜炎に比べて死亡と後遺症の比率が倍くらい高くなります。

対象者

 生後2か月から5歳に至るまで
 (「生後2か月の応当日の前日」から「5歳の誕生日の前日」まで)

 出生届けの際にご案内します。
 接種される際は、医療機関に予約をしてください。接種日時は医療機関とご相談ください。

接種年齢・接種間隔・接種回数

初回接種開始時期により接種回数が異なります。

《2か月齢以上7か月齢未満の間に接種開始》(標準的な接種スケジュール)

 初回:4週間(27日)以上の間隔を置いて3回接種
 (3回の接種は、2歳に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は行わないこととします(追加接種は実施可能です)。また、2回目の接種は1歳に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は、3回目の接種は行わないこととします(追加接種は実施可能です)。) 
 追加:初回3回目終了後、60日以上の間隔を置き、かつ1歳~1歳3か月の間に1回接種

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《7か月齢以上12か月齢未満の間に接種開始》

 初回:4週間(27日)以上の間隔を置いて2回接種
 (2回目の接種は、2歳に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は行わないこととします(追加接種は実施可能です)。)
 追加:初回2回目終了後、60日以上の間隔を置き、かつ1歳になってから1回接種

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《1歳以上2歳未満の間に接種開始》

 初回:1回接種
 追加:60日間以上の間隔を置き1回接種

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《2歳以上5歳未満の間に接種》

 1回接種

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注意事項

  • 出生届の際に、予診票を配布します。
  • 出生届時に配布した「予防接種と子どもの健康」の冊子、説明書を必ずお読みください。

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