ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

呼吸がなかったら

印刷ページ表示 更新日:2006年10月31日更新

人工呼吸のやりかた

呼吸がなかったら

気道を確保したまま、患者の口と鼻に自分の頬を近づけましょう。吐く息は聞こえますか? 患者の胸と腹は動いていますか?

【呼吸がある場合】
 患者の体を横向きにし、上側になった腕を前に出し、ひじを曲げて手の甲にあごを乗せて気道確保しましょう。(回復体位)
【呼吸がない場合】
 直ちに人工呼吸を行ってください。

人工呼吸のやりかた

(1)気道を確保したまま、患者の額を押さえている手の親指と人差し指で、患者の鼻をつまみます。

(2)自分の口を大きく開け、患者の口を覆います。
※このとき、ハンカチなどを当てて行っても構いません。

(3)口のまわりから息が漏れないようにして、1.5秒~2秒かけてゆっくりと患者の胸が軽くふくらむ程度に、2回息を吹き込みましょう。

(4)吹き込み終わったら、口を離して自然に呼気をさせ、胸の動きを確認します。
うまく人工呼吸ができたときは、吹き込んだときに盛り上がった胸が、口を離したときに沈んでいくのが分かります。
※抵抗があって吹き込めない場合や、胸が上がらなかった場合は、気道確保をやり直してから再度人工呼吸をしましょう。それでもできない場合は、心臓マッサージと人工呼吸を開始しましょう。

(5)最初に2回静かに吹き込んだあとは、5秒に1回のリズムで人工呼吸を繰り返しましょう。(成人の場合)
※吹き込んでも空気が入りにくい場合は、気道を確保し直すか、のどに異物が詰まっていないか確認し、異物を除去しましょう。
※呼吸が回復するか、救急車が到着するまで、人工呼吸を続けましょう。
※乳児の場合、人工呼吸は3秒に1回ずつ吹き込み、その量は胸が軽く膨らむ程度にしましょう。

皆さまのご意見をお聞かせください

お求めの情報が充分掲載されてましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現は分りやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?

このページの先頭へ